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愛媛県農業法人協会
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愛媛県農業法人協会会長
牧 秀宣
新しい農業は、まず行動ありきり。 能(農)書きよりも実践を。
農業と世界的食糧危機問題、農業と地球環境問題、農業と健康問題・・・。ここ十数年、評論家と言われる方々をはじめ多くの文化人の間で、さまざまな方面との関わり合いから多彩な農業論が論じられています。しかし、農業は学問ではありません。あくまでも産業なのです。能書きを言ってるばかりでは、実際の農業の現場は、ちっとも変ることはありません。肝心なのは、現実を直視し実際にどう動くか。実践を伴わず、やみくもに農業論だけを戦わせても、私たち農業従事者にとっては意味がないのです。
日本の農業がこれまで伸び悩んできたのは、“寄られば大樹の陰”的発想で、均一的発展を目指す政策に甘んじてきたからに他なりません。しかし、世の中の変化に伴って法制度も次第に変りつつあり、だれかに頼ってやっていける時代ではなくなってきています。大きな傘に入るのではなく、自分の傘は自分でささなければならない時代なのです。
そのためには、まず今までの殻を破って、何でもやってみることです。愛媛県農業法人協会は、すでになんらかの形で動いてる人達の集まりです。もちろん、そこにあるのは成功だけではありません。つまずきや失敗を経験した人もたくさんいます。しかし動けば動いただけ、結果的には自分の力となって残ります。そしてその力の集結が、閉ざされていた日本の農業の明日を大きく開いていくのです。
農業法人になるということは、農業と社会の関わりを自分の目で確認し、自分の頭で考え、そして自分の力で明日を切り拓いていくことなのです。その基といわれている部分の農業がしっかりしてこないと本当の活性化は起こらないと思います。農業は人間が興した産業の中でも最も歴史の古いもの。その誇りを持って、一歩ずつ未来の農業を築いてゆきたいものです。

第32回日本農業賞 個別経営の部 大賞受賞
牧 秀宣(農業生産法人ジェイ・ウイングファーム)
今年1月31日に発表された第32回日本農業賞の個人経営の部で大賞を受賞することができました。アワ、キビ、ヒエと麦を中心に生産から加工・販売までの一貫経営を確立し、51ヘクタールの経営委託、延べ59ヘクタールの作業委託を受けて、地域の農地を守っているというのが受賞の理由です。地域から受託した農地を維持管理し、裏作の麦や雑穀を栽培することで高度な土地利用ができました。また減農薬栽培が可能になるため、消費者の健康志向にもかなう栽培方法ともいえます。愛媛といえば柑橘類というイメージがある中、雑穀で受賞できたことがとてもうれしい。今後もこの仕事を通じて、地域の農業や消費者の安全な食生活に貢献していきたいと思っています。
ひとくちメモ -日本農業賞とは-
意欲的に経営や技術の改革・発展に取り組み、地域社会に貢献している農業者や営農集団を、全国の応募者の中から選び表彰するもの。個別経営の部、集団組織の部があり、大賞各3件、特別賞各1件、優秀賞各3件が選ばれた。